子どもの手当て〜愉気法〜

oyako

当塾の個人指導には、お子さんを連れて来られる方もいらっしゃるのですが、中にはどうしても嫌がって、結局その日の個人指導は断念、ということもありました。

ただ、昔に比べればそのようなことは減ったようには思います。

それは、私のほうの変化によるものなのでしょう。

昔の私は、子どもさんが近寄りたくないような雰囲気を強く醸し出していたのかもしれませんね(笑)

 

ですが、長い間みてきますと、個人指導を極端に嫌がるお子さんにはある共通した特徴があることが分かってきました。

それはお母さんに対する注目の要求がとても強い子です。満たされていないんですね。

 

特に病気の時にはそういう気持ちがとても強く表れています。

もっと注目して欲しくて、そしてお母さんを独り占めしたくて、病気になっているのです。

これはそういう「意志」を持ってそうしているのではなくて、お子さん本人にもその自覚はなく、潜在意識がそうしているといいますか、「本能」によってそうしているんですね。

だからお子さんだって好き好んで病気をしているわけでもないし、だだをこねたくてそうしているわけでもないんです。

ただ、自分でも気づかないけれど、そうしてしまうのです。

 

それで、本人の潜在意識は病気という手段を通してお母さんの注意を集めようとしているわけですから、そこに他人が介入することを拒むわけです。

なので、知らないオジさんのところに連れて行かれて、その病気を中断させるようなことをされたくない、という抵抗が、これも潜在意識の中から起こるのです。

不思議なことに、普通にお話ししたり、人慣れした子だとオモチャで一緒に遊びたがったりと、私そのものには興味を持ってくれるんだけど、いざ「じゃあ個人指導を始めましょう」となると、態度が一変して頑に拒み始めるのです。

急に恐い顔で睨みつけられたり、叩かれたりしたこともありました。

 

ただ一方で、病気をしている時でも、個人指導を大変喜んでくれる子もいるのです。

もちろんその子達も、母親の注意を集めたくて病気になっているのは一緒なんです。

だけど不思議と受けたがる。

これには体癖などによる相性といった理由も実はあるのですが、その子達は、個人指導にくる事によって、お母さんの様子が変わることを敏感に察しているのです。

 

当塾では必ず、お母さんにも事前に個人指導を経験して頂くことを条件としていますし、お子さんの個人指導の際にも同伴し、お母さんに対してあれこれと指導をさせて頂いています。

それによって、お母さんとお子さんに対する見方が変わるんですね。

 

しかし理由はそれだけではなくて、子ども達は特に、当塾の整体法の基本になっている「愉気法」に惹かれる傾向があります。

愉気法というのは、簡単に言うと手を当てること。

ごちゃごちゃと体中を刺激するのではなくて、ただ手を当てて、お互いの気持ちを鎮めるような時間を作るのです。

この技術はただ単に手だけでなく、声のトーンとか、場の雰囲気とか、そういうものも含めて作られるものなんですが、ともかくこの愉気法によって安心できるようなのです。

理屈抜きで、包まれたような感じというのでしょうか、そういう不思議な感覚を得る事ができる。

 

これは本当は誰にでもできることで、お母さん達に是非学んで頂きたいことでもあるんですが、どうしても親となると「早く治さなくては」とか、「親としての責任」とか、いろんなことが気になったり、そこに子育ての疲労も加わったりで、ギスギスした緊張感を醸し出してしまうこともあるんですね。

ところが他人の私にはそれがないのと、当塾の個人指導、そして整体法というのは、人の体や心がもつ力に対する信頼をベースに成り立っていますから、何か違う落ち着きみたいなものを感じるのでしょう。

個人指導が終わってからも、私の手をず触りたがるお子さんも時々います。

 

ただ繰り返しますが、これは他人の私だからそうなのであって、お母さん、お父さんにとっては、逆に肉親だからこその難しさがあると思うのですが、あくまで理想論をいえば、ご家族がそんな存在になるといいな、とは思います。

 

とことで、最近「ゴッドハンド」という言い方を本当によく見かけるのですが、私はどうしてもその言葉が好きになれません。

そもそも「神の手」なんて、畏れ多い話ですしね。

それ以前に、この言葉はキャッチフレーズ的といいましょうか、最近はその単語の裏にビジネス戦略的なものばかりが感じられていやなのです。

そんなことよりも、安心して身を任せられる手、であって欲しいと思いますし、私もそうありたいと思います。

 

※愉気法については、DVD「家庭でできる手当て」や、CD「気でつながる心理テクニック」もご参照ください。

 

 

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