首の痛みと頭痛〜個人指導(整体)の事例

首には常に痛みや違和感があり、時々激痛と同時に頭痛に襲われる、という症状でした。

また、頭がボーッとして、全身がだるくなる時もあるということです。

 

病院でレントゲンをとってもらった所、「頚椎2番、3番が変型して小さくなっている」と言われたそうです。

「変型してしまっているのだから、もう治らないのではないか?」という疑問もあったようですが、「症状が続くようなら首の骨の手術を」と言われていて、それがとても不安だったため、当塾を訪ねてこられました。

確かにその方は、頭が前に傾いていて、肩をすぼめるような姿勢をとっています。
こういう姿勢だと、確かに頚椎2番、3番あたりは小さく見えるのです。

しかしこの方の場合、その姿勢は元々の体質であって、それが痛みの原因では無いことは、経験上すぐに分かりました。

 

ただこの方の場合は、体全体に捻れ現象が起こっていました。
その捻れのせいで、頭と首との境目に強いテンションがかかっていました。

だから常に首がだるく、そして疲れた時にはさらに激しい痛み、頭痛にまで及ぶのです。

また、その影響で脳の働きが鈍り、時々ぼーっとして、全身がだるくなるのでしょう。

 

その方の腕の一カ所を押さえて刺激した時です。

あえて強めの刺激を与えたので、「痛たたたっ!」という声を出して痛がりました。
痛い思いをさせるのはかわいそうですが、しかしその「痛い」という「ショック」が大事なこともあるのです。

不意に手を放すと、大きく「フーッ」というため息をつき、その直後に「あれ?頭がすっきりしてる、さっきと全然違う!」という驚きの声をあげました。

 

その場所は、首と頭の境目に響くような「急所」でもあり、脳に刺激を与えるような意味もある場所です。

捻れのせいで詰まっていた左の後頭部がゆるんだのでしょう。
急に頭の血の流れもよくなって、スッキリしたのです。

 

しかしその症状の本当の原因は、体全体の捻れです。
腰や骨盤に、その捻れの原因が強く表れていました。

それらはその後も数回通って頂く中で、体全体の調整とともに整っていきました。

そして、頭痛や首の痛みは、もう出なくなりました。

もしかするとその後も、レントゲンをとってみれば、「首が変型している」と言われたかもしれません。

他の人に比べると、その方の首はその後も縮んでいるのでしょう。
しかしそれは「異常」ではなく、その人のもともと持っている「個性」です。

その違いをしっかり見極めないといけません。

手術を受けずに済んで、本当に良かったと思います。