『自分が変われば周りも変わる』のか?

当塾ではいつも、自分の心身の不調を「何かのせい」「周囲のせい」にしている限り、それが改善することはない・・・ということを主張しています。

 

ただこれはちょっと誤解されることもあって、自分の心身の不調を改善するために、周囲の環境を変えなければならないこともあるんです。

 

たとえば、過酷な環境で働いているとか、理不尽な対応を受け続けているとか、そのような場にいて心身を壊しているのならば、その場を変えるなり、離れるなりすることが必要な場合もあります。

それを「環境のせいにしてはいけない」といって耐え続けるのは、やはりおかしいことです。

 

「自分が変われば周りも変わる」なんて言う人もいます。

だからまずは自分自身の心のあり方を変えよう、と言うんです。

 

しかし、現在の環境に対しての考え方を変えたとしても、多くの場合は無理矢理に解釈を変えただけで、結局現状が変わっていないこともあります。

本当に自分が変わるためには、環境を変えることも必要な場合もあるんです。

 

そしてその環境・・・自分にふさわしい居場所や環境は、自分でつくるのです。

 

そのためには、勇気ある行動が必要になることのほうが多いです。

その勇気を実際に使うこと、それが「自分が変わる」ということなんじゃないでしょうか。

 

「今の苦しみは修行だと捉えるようにした」「今の環境に感謝することにした」・・・なんていう「考え方の変化」は、ただ「説明の仕方を変えた」だけにすぎないかも知れないんです。

そういう「説明の変化」だけを続けていくと、自分の本当の心との溝は深まるばかりです。

 

自分を変えるというのは、現在の環境に甘んじている自分を変える、そこから逃げ出せない、そこを変えられないでいる自分を変える、ということでもあるのです。

 

「そんなことは出来ない」と考えている人も多いかと思いますが、「出来ない」と決めつけている自分を変える、ということでもあります。

変えるんだという前提で見るようにしていくと、意外にできることがたくさんあるはずです。

見えないように「死角」を作っていたのは自分自身だということにも気づくことでしょう。

 

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