ありのままの・・・

近年よく聞く言葉でもあり、歌の歌詞になっている「ありのまま」という言い方があります。

 

誰しも本当の「ありのまま」でいることができたら、心も体も健康でいられるはずです。

一番の「ストレス」は、そのありのままの自分とは違う自分を演じることであったり、強要されることだからです。

 

しかしその「ありのまま」ということは、その人のまま、ということですから、自分の「ありのまま」と他者の「ありのまま」は違っていて当たり前です。

当たり前すぎて、意識したこともない人が多いのではないしょうか。

たとえば、「感情表現」の違いというものがあります。

感じたこと、思ったことを、素直にそのまま表現することが「ありのまま」だと思っている人も多いはずです。

 

しかし、感情をあまり表に出さないでいるほうが、自然体で楽である、という人も多いのです。

もちろん逆に、そのまま感情を思い切り表に出して、泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだりしたほうが自然な人もいます。

そういう人からしてみれば、あまり感情表現をしない人は「感情を隠している」「本当の心を押さえ込んでいる」というように見えることでしょう。

つまり「ありのままでない」と。

 

しかし、それは決して感情を隠しているわけでも、押さえ込んでいるわけでもないのです。

内に秘めているだけなのです。

その人本人が、その感情や本音を感じていればそれで充分なのです。

わざわざそれを、人に分かってもらえるように表現する必要などないのです。

 

本当の意味で感情を隠したり押さえ込んだりするというのは、自分自身でもその感情の存在を認めない、ということです。

悲しいのに「これは悲しくなんかない」と言い聞かせていたりすること。

決してそれを人に分かってもらえるかどうか、聞いてもらえるかどうかということが大事なわけではないんです。

 

だからそういう人に対して「もっとありのままに、素直に自分を出せばいいんだよ」

と言うことは、逆にありのままでない自分を演じさせることになってしまうのです。

 

辛いことや苦しいことがあったとき、弱音を吐かず、歯を食いしばって耐え抜く人もいます。

そういう人も、「ありのまま」でないかのように見えるかもしれません。

 

しかしそういうタイプの人は、そうやって自分の内側でこらえることによって、困難を乗り切ることができるのです。

決して他者に泣き言を聞いてもらったり、「大丈夫だよ」「つらかったんだねぇ」と慰めてもらったりすることで乗り切れるわけではないのです。

むしろそういう態度が、その人を侮辱することにもなります。

 

いずれにしても、自分の「ありのまま」と他者の「ありのまま」は別物なんだということ・・・

気安く「ありのままでいいよ」などと言うまえに、人の心や価値観にはそれほどの違いがあるんだということを、もっと多くの人に知ってほしいと思います。

最初に「ストレス」のことに少し触れましたが、最大のストレスは、その違った「ありのまま」を他者から求められること、他者と同じ「ありのまま」を強いられることにあるからです。

 

※他人との違い、人の様々な価値観や感受性、性格の違い・種類などについては『心の癖・体の癖』CD&テキスト及び講座DVDで詳しく解説しています。

 

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