理解できない相手

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以前何度かお話ししましたが、私には不登校の経験があります。

そういう理由もあって、お子さんの不登校に関して相談を受けることが度々ありました。

 

不登校のお子さんと親御さんの様子を見ていて常に感じたのは、やはりお互いの価値観・性格の違いでした。

そして、親御さんの口から聞かれる「子どもの考えていることがわからない、理解できない」という言葉でした。

 

不登校というのは、ある意味親に向けての子どもからのメッセージです。

反抗とも言えるし、自己アピールとも言えます。

無言の抵抗です。

 

何に対する抵抗かというと、自分への抑圧に対する抵抗です。

親御さんからしてみれば、抑圧などした覚えは全くない、と思われることでしょう。

「自由奔放に育ててきた」とか、「この子は親の言う事など全く聞かなかった、だから抑圧なと感じているはずがない」とか。

 

しかし抑圧というのは、知らないうちにしてしまっているものなんです。

そしてなぜそうしてしまうかというと、たとえ親子であっても、全く感受性が違うということをよく理解していないからだと思うのです。

だからどんなに精一杯の愛情を注ぎ、精一杯の子育てをしてきたつもりでも、必ずズレが生じてしまうのです。

 

親子に限りませんが、自分には理解出来ない考え方をする人、理解できない行動をとる人が、身の回りには必ずいるはずです。

その理解できない人を見ると、無意識のうちに、つい眉をひそめて嫌な顔で見てしまうものです。

その人を避けようとするか、あるいはその理解出来ない行動をやめさせるようにするでしょう。

特に親子だったら、親が理解できる行動に変更させようとするでしょう。

「これは、こうするものですよ」と。

理解できない発言をしていれば「またそんなことを言って・・・」と言いたくなってしまうものでしょう。

 

こういったことが、目に見えない「抑圧」として繰り返され、潜在意識に蓄積されているのです。

それが特に独立要求の高い思春期に溢れ出すのが不登校であったり、非行であったりするわけです。

「本来の自分」を取り戻そうと、必死にあがいている姿です。

 

 

自分の理解出来る考え方、行動パターンというのは、世の中に何種類もある考え方、行動パターンのうちの、たった一つでしかありません。

そのパターンが違えば、何をどう頑張っても、理解する事は難しいでしょう。

そもそも思考のメカニズムが違うからです。

Mac用のソフトがWindowsでは動かないのと同じです。

無理にインストールしようとしても、壊れてしまいます。

 

だからその違いがあるのだということをまず知ること、どのように違うのかを知ることが、最初に大事なことだと思います。

そのため、当塾では「心の癖・体の癖~体癖~」という理論を皆さんにお伝えしているのです。