夢中になる力

私はジャズ・ピアノを聞くことも好きで、近年のお気に入りは、上原ひろみさんです。

でもまだ作品を全部聞いているわけではなく、今日はCDを2枚買いました。

CDをまとめて買うのは久しぶりです。
っていっても2枚ですから、「まとめて」なんていうレベルではないですが、あまりお小遣いもないもので・・・(汗)

しかし、少年の頃に比べれば買いたいものが買えるし、生活費もままならない程お金がなかった時期に比べれば、充分なまとめ買い、大人買いです。

とは言っても、やはり躊躇がないわけでもありません。
「やっぱり一枚だけにしておこうかな?」とか、
最初から買うCDを決めていたにも関わらず、店頭でもう一度迷ってみたり・・・
ということもあります。

願望実現法」では、「最初の直感や思いつきを大事に」など言っていながら、やはり私も迷いがないわけではないのです、お恥ずかしながら。

でも振り返ってみると、買いたいものがなかなか買えなかった子供の頃、あるいはお金がなかった頃のほうが、買い物に迷いはなかったかもしれません。

買えるものに限りがあるから、迷っている場合じゃない、という理由もあるでしょう。
だけどそれよりも、それだけその一つのものが、自分にとって重要だったからだとも思うんです。

実際、子供の頃には本当に躊躇がなかったと思います。

お小遣いが3000円溜まっていたとします。
その3000円で、2800円のレコード盤を買うと、残りが200円になってしまいます。

次の月のお小遣いまでは、200円で過ごさなければなりません。
やはりもう一月待って、余裕が出来てから買った方がいいかもしれない・・・

今ならそう考えるかもしれません。
でも当時は、そんな事、頭によぎりもしなかったと思うんですね。

とにかく、そのレコードを買うことだけで頭がいっぱい。

そのレコードが一日でも早く聞けるなら、そしてその後毎日聞けるなら、今月のお小遣いが残り200円だろうが、関係ない!
・・・という考えさえ浮かぶ間もなく、レコード屋さんに走っていたように思います。

まぁ、子供の頃の話ですから、お小遣いが少なくてもご飯は食べられるわけだし、大人とは全く条件の違う話です。

とは言え、その集中力というか、思いの一途さというのは、やはり少しでも残しておきたい、と思うんです。

子供の頃のまま、全く後先が考えられないんじゃ困りますけどね。
でも、なかなか前に進めない人、頭を悩ませてばかりの人、願望を叶えられない人・・・というのは、後先の心配ばかりをしていて、足下が見えなくなっていることが多い人だと思うんですよ。

願望っていうのは未来のことだけど、それを叶えるためには、今現在の足下が、本当は大事だと思うんです。

そしてそれは、子供の頃の、後先も考えず、なにかに集中すること、夢中になることによって、培われる能力です。
「集中力」というのも、そうやって身に付きます。
楽しくない勉強を無理矢理集中的にさせても、身に付かないどころか、逆に失われていきます。

だから子供には、大人のフォローが必要だし、そのフォローが許される子供のうちに、思う存分、やりたいことをやり遂げる経験が大事なんだと思うんです。

それを逃してしまった大人の場合も、少しずつ、やりたいことをやりたいように、欲しいものを自分で選択することを、訓練していかなければならないと思います。

願望実現法CD 第1弾  第2弾