「背骨の溝そうじ」で流れがよくなる

背骨の脇 病気・怪我・症状
背骨の溝の状態を調べているところ

前回のブログで、背骨に疲れが溜まり、それが背骨の脇に筋肉の塊のようなものとして現れる・・・という話をしました。

ひどくなると、その塊が点から線へと。

背骨の脇に針金が入っているかのような状態になっている人をみかけますが、そうなるとかなり疲労が溜まっている状態です。

 

時々、本当に針金が入っているかのような自覚症状のある人もいまして、背中から肩や首にかけて、痛みを感じるというのです。

実際に背中を触ってみると、本当に針金のように、硬直が連なっています。

 

 

背骨は後ろに出っ張っているものですから、その両脇は逆に窪んだような形になっています。

まるで水路のように、頭部から腰部までその窪みが繋がっているのが理想ですが、多くの場合、疲れを抱えている人は、何箇所かが凸凹しているのです。

ちょうど水路に大きな石が詰まったような状態です

実は、あえて水路にたとえたのには理由がありまして、背骨の脇の窪みのところに塊ができると、本当に、体の働きは「流れが詰まった」かのような状態になるんです。

 

というのは、背骨というのは24個の骨から成り立っていますが、それぞれがそれぞれの役割を持ちながらも、お互いが連携プレーをして、1つの「脊柱」を形成しているからです。

 

連携プレーというのは、要するに、流れ作業のようなものです。

どこかでその流れが滞れば、全体の流れが狂ってしてしまいます。

流れを滞らせる場所が多いほど、その狂い方も激しくなってしまいます。

 

そしてまた、水路に詰まった石が大きければ大きいほど、そして詰まっている範囲が広ければ広いほど、その乱れ方も激しくなります。

 

なので、普段からこまめに、水路の詰まりを起こす要因となる石を、除去していく必要があるのです。

小石だからと放っておくと、その小石に小石が引っかかり、さらに小石が溜まっていって、大きな岩が詰まった時と同じような状況になります。

小石は小石のうちに、しっかりと除去しなければなりません。

 

実際に、背骨の脇にできた塊も、大きくなってしまうとなかなか消えてくれません。

小さいうちは、指でプチッと弾くなり、押さえているうちに、どこかへ消えてしまうものです。

ところがある程度の大きさになるとそうもいきません。

 

そういうわけで、本当は定期的に、背骨の脇の「溝そうじ」をしておくといいんです。

整体を受けると体がシャキっとするのも、頭がスッキリするのも、滞っていた「流れ」がよくなるからです。

脳は脳でしっかりと働ける、筋肉は筋肉として、内臓は内臓として、それぞれの能力をきちんと発揮し、それぞれの役割をちゃんと果たせる・・・

それがバランスの取れた健康の状態であると言えるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました