自分を変えるための潜在意識の使い方

願望を叶えるとか、抱えている悩みを解決するためには、絶対に「今のままでいい」なんていうはずはないですよね。

今まだ叶っていない願望を叶えるためには、今抱えている悩みを解決するためには、今の自分と違う自分へと変化しなければならないはずです。
ということは、今までにやったことのない事をやってみる、または今までやっていた事をやめてみる、という具体的な行動が必要です。
たとえば、なかなか人と仲良くなれないという悩みがあったとして、その人はつい、誰にでも愚痴をいってしまう癖があったとします。

人と仲良くなるためには、その癖は直したほうがいいはずです。

そこで愚痴を言いたくなっても我慢して、グッとその愚痴を呑み込むようにしたとします。

しかしそうすると、なかなか気分が晴れません。
今までは愚痴を言う事でスッキリして、気持ちが落ち着いていたのですから。

結局また、愚痴を言いたくなります。
でも我慢しなければいけないから、また落ち着かずにイライラ、モヤモヤしてきます。

すると「やはりこれはストレスになる、精神衛生上よくないから、やっぱり愚痴は吐き出さないとダメだな、愚痴を言わないようにしようなんていう考えは、間違いだったんだな」
と結論づけます。

その結果、元通りで、周りの人は仲良くしてくれません・・・・。
自分を変えるというプロセスにおいては、必ずこの「落ち着かない、ストレス」を体験することになります。

今までと違うことをしているのですから、落ち着かないのは当然です。

たとえばそれは、見知らぬ土地に引っ越した時のようなものです。

環境も、周りの人の人柄も全く違うところに来たのですから、落ち着かないのも当然です。
道もよくわからず、買い物にも不便することでしょう。

だからと言って、元の土地に戻るわけにもいきません。

積極的にその土地の人とふれあい、出歩いて土地勘を身につけ、その土地に慣れていくしかありません。

そうしていくうちに、落ち着かなかったはずのその土地の生活が「当たり前」になってくることでしょう。

新しいことを始める、古い習慣を捨てる、ということは、こういうことなんです。

必ず最初はモヤモヤ感があります。
ストレスを感じます。

しかしそのモヤモヤ感、ストレスこそが、前に進むためのエネルギーなんです。
そのストレスは、決して解消して捨ててしまってはいけないものなんです。
むしろ、感じる回数が多ければ多いほど、慣れることができるはずです。

見知らぬ土地で歩き回る回数が多ければ多い程、土地勘が身に付くのと同じです。

言い換えると、そのストレスというのは、飛行機が飛び立つ時の空気抵抗のようなものです。

抵抗があるから、強力なジェット噴射をしなければ飛行機は飛べないわけですが、でも一方で、飛行機が安定飛行をできるのも、空気抵抗のお陰ですよね。

ある程度の高さまで上がってしまえば、あとはその空気抵抗に翼を預けて自由に飛んでいける。
そこまでは、抵抗(=ストレス)を感じなければなりません。

とにかく新しいことを始めようとする時、今の自分から羽ばたこうとする時には、ついそのモヤモヤ感、ストレスに負けてしまいがちです。

そもそも、そのストレスを「悪いもの」と考えてしまうことが間違いなわけで、「お正月に立てた目標もすぐに忘れて、結局去年と同じ一年に・・・」なんていうのも、そういうことが原因なんです。
ちなみに、決して簡単ではありませんが、禁煙や禁酒、ダイエットなども、こういう観点を持って望むと幾分やりやすくなります。
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