春の心身の変化を促す要素

体と心の話

春分の日が近付いている時期。

この後また寒さが戻ることもあるようですが、かといって冬に戻るようなわけではなく、これから春はますます加速していきます。

 

こういう時期に体や心の変化が大きいこと、特に骨盤を中心とした動きが活発になることは何度も書いた通りですが、これらはやはり、自然環境の変化とリンクして進んでいく動きです。

だから本当は、自然環境と触れているほうが、その変化はスムーズに営まれるものです。

 

それは決して自然豊かな場所でなくても、都会の中でもある程度は感じることができるものです。

都会であっても冬は寒く、春は暖かい。

その気温の変化を感じることは、ある意味自然の流れを感じることでもあります。

常に部屋の中に閉じこもっていては感じにくいですが、積極的に外に出て、外の空気を感じること、特に変化の大きいこの時期は、この程度のことでも心身に変化を与えることができます。

陽気な鳥達の鳴き声を聞いたり、咲き始めた花を見て春を感じることも、体に春を呼びこむ刺激になるものです。

 

特に、花の香りというものは大きな刺激を心身にもたらします。

春は嗅覚がとても敏感になる季節だからです。

それは、他の動物達が繁殖期を迎えるように、人間の体にも性的なエネルギーが活発になるという、春独特の変化と繋がっているからです。

女性なら生理、排卵、妊娠時など、骨盤の動きが大きい時期に鼻が過敏になる傾向がありますが、春の時期はそれに少し似ているのです。

 

逆に言えば、春は花の香りなどを鼻で感じることによって、骨盤も活発に動くようになるのです。

 

ちなみに、春の花の香りというのは、あまり強いものではありません。

秋にはキンモクセイに代表されるように、香りの強い花が咲いたりしますが、秋の時期には夏の疲れなどで体が鈍っているため、ちょっと強めの刺激が必要なんです。

 

ところが春は、なんとなく風にのって漂ってくる、ほのかな香りを感じる程度がちょうどいいのです。

アロマなどを活用している人は、そういう点を意識してみてはいかがでしょうか。

 

また、春の花の色にも秘密があります。

梅、桃、桜など、春の花はピンク色のものが多いです。

ピンクというのは、よく性的なものの表現としても用いられる色ですが、まさにその通りで、性的なエネルギーを活発にするような刺激を持つ色です。

だから梅や桜といったピンクの花を見たりすると、落ち着きの中にもどこか、気持ちが高揚させるかのような要素を持っているものです。

 

これがもう少し後の時期になると、鮮やかな緑や黄色の花、葉が多く見られるようになります。

これらの色合いは主に呼吸器を活発にさせるような、行動的でダイナミックな勢いを持ちます。

 

こうした自然の変化に触れていくことで、私達の体もそれに合ったモードに変わっていきやすくなります。

暖かく、外に出ても気持ちのいい日が増えていくこれからの季節。

積極的に外に出て、その変化を感じてみることをお勧めします。

 

腰が重い人は特にその第一歩が大事。

もう少し後の暑い季節になると、ますます重くなってしまいます。

 

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