秋~冬の乾きと水分補給について

身体のしくみ

今まで何度か書いてきたことではありますが、乾燥の影響が本格化するこの時期に、改めてまとめておきたいと思います。

 

肌、目、鼻、口が乾く…といった悩みを抱えていない人にとっては、あまりピンとこない人話かもしれませんが、体の乾燥、体内の水不足というのは大変重要な問題です。

自覚の有無にかかわらず、多くの人の体で実際に起こっていることです。

 

私達の体内には血液、リンパ液をはじめ、様々な「液」があります。

これらの液によって、私達の生命活動は営まれています。

食べた物も、吸った酸素も、血液に溶け込んで全身に運ばれるわけですし、老廃物も血液やリンパ液によって運ばれ、汗や尿として体外に排出されます。

 

ともかくこれらの全て液体となって体の中を巡っているわけですし、消化液などの外分泌系やホルモン(内分泌系)なども全て液体として働いているわけです。

ですから、体の中の水分の質によって影響を受けるのは、単に肌や目の乾きといった体の表面の問題だけではないのです。

 

私達の体は、毎日尿や汗などによって水分を排出しています。

これらは液体の形で出ていきますから、様々な老廃物も一緒に捨ててくれます。
ところが、空気が乾燥する時期になると、皮膚から体内の水分が揮発していきます。

気体のまま抜けていきますから、水分ばかりが抜けていきます。従って、体の中の液体は濃いものになっていく傾向があります。

 

汗がよく出る夏の時期には、一度に大量の汗を出して水分を失います。

だから急性の脱水症や熱中症などの問題が起こりますが、その反面、すぐに喉の乾きを強く感じます。

そのときにしっかり水を飲んでおけば、慢性的な水分不足になることは少ないのです。

 

しかし秋冬は、常にジワジワと水分だけが失われ、乾きの感覚も判りづらいため、知らないうちに水分不足になります。

体液が濃くなりやすく、流れも悪くなります。

夏よりも秋から冬にかけてほうが、高血圧の症状や循環器系の障害は出やすいようです。

それらは冷えのせいである、という見方もできますが、循環が悪ければ冷え性になりますから、乾きも冷えの元とも言えるでしょう。

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ともあれ、秋冬は意識的な水分補給が必要なシーズンですが、大事なのはただ飲むだけでなく、吸収させる工夫です。

特に腎臓の疲れている人などの場合、水を飲んでも吸収・保持されずにトイレが近くなったり、気分が悪くなったり、むくんだりすることもあります。

生水は決してがぶ飲みせず、チビチビと一口ずつ丁寧に飲む。腹の底(下腹)に沈ませるようなつもりで飲むようにしましょう。
水腹になり、胃もたれするようであれば一度に飲み過ぎです。

 

11月頃までは、塩気のある温かい汁物を摂ることが有効です。鍋物、うどん等でしょうか。

同時に生水も飲む習慣をつけておき、12月頃からは生水中心に切り替えていきましょう。

 

軽く一口の水を口に含み、2分ほど飲み込まずに口の中で舐めるようにしていると、口の中の水がネバネバしてきます。その水を捨て、一旦軽く口の中をすすぐと、やがて唾液が出てくる感じがあります。
その後チビチビと飲む水はよく吸収される傾向があります。一日数回やると良いでしょう。
唾液の分泌も良くなり、口の中の乾き、口臭、口内炎や歯茎の問題、唇の乾きにも有効。

 

ジュース、果物を採るのもよいが、摂りすぎると糖分過剰になるので要注意。
乳飲料、お茶やコーヒー、酒類は水分補給としては無効です。

 

その他、更に細かなアドバイスや調整については整体の際にお尋ねください。

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