頭と首、肩(肩甲骨)/三角形の力関係

頭と首、肩(肩甲骨)の関係について書いてみたいと思います。

肩甲骨というのは非常に役割の多い骨です。
四つ足動物の場合だと、前足に繋がる骨盤のようなものですから、当然その役割は重いです。

人間の場合は二本足で立っていますから、骨盤とは随分役割が異なってきますが、それでも腕の動きはもちろんのこと、頭の働きにも大きく関係しているのです。

そしてまた、腹部や胸部にある内蔵の影響も多く受けています。
いろんな臓器や器官の影響をうけながら、その上で、頭を支える役目も担っている・・・
つまり肩甲骨というのは、身体の様々な器官と脳との関係のバランスを常に調整しているような、そんな骨のようにも思えるんです。

それはつまり、体と心のバランスと言ってもいいでしょう。
肩や背中はその人の言葉に表せない姿を表現している、とも言われます。
背中で語るとか、背中で演じるなんていうことも言われています。

上記ページ内で詳しく書きましたが、肩甲骨と頭とでは、三角形の形に表現される力関係が描かれています。

実際にはこうした三角形は、体のあちこちにみられます。

そしてそれぞれの三角形の上に、また三角形が重なるような、そんな構造をしているのです。

例えて言うなら、トランプで作ったタワーのようなものでしょうか。

一つの三角形が歪むと、別の場所へとそれが影響していきます。
私達の体は、そのように様々な箇所で、時には思いもよらない場所同士が影響しあって、様々な症状、変化を起こしています。

ですから、頭が痛いから頭だけを見ていても、腰が悪いからといって腰だけを見ていても、本当のことは全く見えてきません。

また、本人は腰痛を訴えているけれど、腰が悪いわけではない、腰にはほとんど触れないということが多いのもそのためですし、「先週重いものをもったから…」という本人の分析が実は勘違いあることが多いのも、そのためです。

心のしくみでも、全く同じようなことが言えます。
悲しい出来事があったから、それが直接今の心の悲しさに結びついているとも限らないのです。

自覚している幼少期の寂しい体験が、今の心の悩みに直接結びついているとも限らない。
原因と結果というのは、単純な直線で結びついているわけではないのです。