大事な局面

有名人が占い師に洗脳されたとか、思想家の洗脳から脱却した有名人がいたりとか、そういう話題を以前よく耳にしました。

それらを批判的に報道していたテレビ番組の中にも、「今日の運勢は・・・」なんて占いのコーナーがあったりする。

占いそのものを否定するつもりはありませんが、でも言っていることは「◯◯座の人は赤いアクセサリーを身につけると運気が上がる!」なんていうようなことで、結局これって、規模の違いはあるかもしれないけど、洗脳家達がやっていることと根本的には一緒なんですよね。

まぁ、そういうのを楽しむ心の余裕ぐらいはあってもいいのかもしれませんが、中には人生の大事な局面や、大事な決断をそのようなもので決めてしまう人もいます。
しかし大事な局面というのは、自分自身の「脱皮」みたいなものですから、やはりそこは迷って苦しんだりしながらも、自分自身が、自分の心身を通して体験しなければいけないもののはずです。

どんなにもっともらしい理屈(と言っても、かなり身勝手な理屈なのですが)を言っていたとしても、他人が「赤だ」といったから赤だなんて、そんな選択では自分自身の中身は何も変わらないのです。

変わったのは外側だけ、まさにアクセサリーが変わった程度で、本人は今までと同じ。

だからまた同じような局面が訪れ、そしてその度に「なんで私にはこんなに不幸ばかりが訪れるの!」と嘆くことになるわけです。

そしてそういう人を、「運気の流れを変えてさしあげましょう」とカモにする人達が狙っている。

そんなしくみの中で、足を取られてしまってはいけないのです。

確かに私達は、逆らえない自然の流れというか、好きなように操作できない物事の中で生きています。

大きな河の中で浮いているボートのような存在なのかもしれません。

しかし、その流れの中にいながらも、それぞれの舵を持ち、オールを漕いで目指す方向に進んでいくのが人生というものではないでしょうか。
「運」に任せるというのは、決してオールを投げ捨てて流れるまま、という意味ではないのです。

精一杯漕いでも逆らえない流れというのはあるかもしれないけれど、漕いでいる人と漕いでいない人とでは、流れ着く場所が違うのです。

ほんの少し流れる方角が違っただけで、生死を分けるようなことだってあるでしょう。
どんな局面でも、むしろそれが難局であればあるほど、そのオールを手放さず、自分自身で漕いでいかなければなりません。

そのことを勘違いしている人が多いんじゃないか、と思うんです。

 

当塾が潜在意識や願望実現のことを扱っているのは、そういった理由でもあります。
それらが、「運勢」と言われているようなものや、心そして体の健康に、非常に大きな影響を与えているからです。