ぎっくり腰になりそうな状態

病気・怪我・症状

毎年、夏の終わりの時期特有の症状として、腰痛があります。

この時期になると、独特の腰痛を訴える人が増えます。

特にお盆を過ぎたあたりから初秋の頃にかけてですが、近年は暑さも厳しさが増している傾向があるせいか、もう少し早い時期からそういう人が出てきているような気がしています。

夏の暑さによる疲れの影響としては、内臓でいうと主に腎臓や呼吸器の疲れです。

体内の空気の流れ、そして体内の水の流れといった、体温に影響する器官に負担がかかるからでしょう。

夏の後半には、その影響で呼吸器に影響する背骨(主に胸椎の3~5番)が後ろに飛び出てくる人が増えます。

そして腎臓に影響する胸椎10番が下がってきたり、その両側が腫れてきたりして、背中が丸くなります。

そしてそれらが続くと、背骨の一番下である腰椎5番、あるいはそれにくっついている4番といった骨が圧迫されます。

そして左右どちらかにそれが傾き、骨盤の上の方がだるい、痛い、という症状として現れ始めます。

それらがひどくなるとお尻も下がってきて、やがてお尻の下(坐骨の部分)や脚の違和感、いわゆる坐骨神経痛と呼ばれるような症状にもつながります。

こういう状態になっている、あるいはその前段階の時でも起こりやすいのが、腰より少し上の背中の部分に張りを感じる、という症状です。

背中の両側に感じる人もいれば、どちらか片方だけ強く感じるという人もいます。

(写真の、手の付け根が当たっているあたりです。)

この時期よくあるのが「ぎっくり腰になりそうな感じ」というものです。

そういう状態こそ、まさに上記の場所の張りが上端に結びついて起きる現象です。

またはその影響が下に降りて骨盤や腰椎の根本に到達した、あるいは到達する寸前の状態というもので、これがもう少し悪化するとぎっくり腰を起こすというようなことになるわけです。

ただ、必ずしもぎっくり腰のような急な症状とは限らず、ジワジワ痛くなってくるというのが通常なんですが、ここに過労や寝冷え(この時期から深夜に気温が下がるので要注意)などの影響で捻れが加わると一気にぎっくり腰になったりします。

そうでなくても、疲れがひどいと腰がさらに痛くなるので要注意ですね。

夏の終わりの時期、腰の上部がだるくなったら、腰の上部や脇腹を適度にゆるめるのがポイントです。

もちろん腰痛の原因はこうした季節の影響ばかりではなく、時期を問わず様々な要因で起こるものです。

でも順序としてはだいたいこのように、いきなり腰が悪くなるのではなく、上半身のどこかから疲れが始まり、それがだんだんと下に降りてきて、腰に到達した時点で腰痛を起こす、というような流れです。

なので根本的な解決を図るためには、腰だけをみていては駄目で、さらに上部のどこから始まっているか、それを確認して整えていく必要があるのです。

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