雪国の冬

体と心の話

久しぶりのまとまった雪となりました。

当塾のある地域はさほど積雪量はありませんが、それでも外は銀世界。

積雪よりも、路面の凍結のほうが危険な状況です。

それくらい、冷えています。

 

こういう時は、やはり体の引き締まりを強く感じます。

この時期は特に顔面、そして股関節がギュッと締まって、動きが固くなっているように感じるのですが、これには個人差もあるだろうと思います。

 

ただ、こういう締まりの後には、必ずゆるみが起こります。

そしてこの締まりとゆるみのループを繰り返しながら、春の本格的なゆるみへと、既に体は動き始めているのです。

まだまだ寒い日も、雪の降る日も度々あるでしょうが、全体的には、春に向かっているのです。

 

 

話は変わりますが、こんな時期に、東北などの豪雪地帯の映像を見る度に思うことがあります。

これはとても失礼な言い方になってしまいますが、よりによって、毎年そんなに雪が降るところで、よく生活していられるなぁ、と。

不便なのもわかっているのに、どうしてそんなに多くの人がそこに暮らしているんだろう、と。

 

でも、そこに暮らしている人達は、やはりそこで生きていくことを選択しているわけです。

そしてそのために、大雪を受け入れているわけです。

現地の人はそんなことを意識してはいないかと思いますが、本当に凄いことだと思うんです。

 

天気のことですから、これは文句を言ってもどうしようもありません。

文句を言って雪が減るわけでもないし、積雪量を人間がコントロールすることもできません。

 

じゃぁ何ができるかというと、それは除雪であり、雪囲いをしたり建物の構造を工夫したり、暖房の工夫をしたりという、『対策』です。

できる対策をしながら、その環境の中で生きているのです。

文句ばかり言って、何もしなかったら、ただ雪に埋もれていくだけです。

 

 

このことを、日々の生活に置き換えてみると、いろんなことに気づくことができると思います。

 

人生には、いろいろな面倒なことが起こります。

起こらない人はいないと思います。

 

絶対に起こるのだから、これは天候のようなものです。

時には豪雪になるときもあります。

 

天候のようなものだから、文句ばかり言っていても仕方ないのです。

空や雲のせいにしても、何も変わらないのです。

 

雨が降ったら傘をさす、雪が降ったら雪かきをする。

そういう対策を身につけながら、自分自身の日々の生活を遂行する。

やるべきことは、これだけだと思います。

 

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