
5. 自働運動 〜無意識的運動〜
[その3.終了後編]
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◆自働運動を終えるとき
自働運動を終えるときには、だんだんと意識的に動きを小さくしていきます。
そして動きを止めてから、「漏氣法(ろうきほう)」という呼吸法を行ってから片目ずつゆっくり開けます。
「漏氣法」とは、一旦大きく息を吸って、その息を下腹の一箇所に降ろしていくというものです。
鼻から大きく息を吸ったら、口を閉じたまま「ウーム」と声を出します。
声を出す際、少しだけ鼻から息が漏れます。残りの息をおへその下の一箇所に降ろします。最後の「ム」の所で、下腹(丹田)にキュッと力が集まる感じです。
しばらく下腹にこらえ、苦しくなりかけたら片目ずつゆっくり開けて息を吐き出します。
自働運動を急に止めて目を開けると、頭がフラフラした感じが残ってしまうことがあります。
また、自働運動の最中には感受性が敏感になっているため、急に目を開けたり、急に普段の状態に戻す事は刺激が強すぎます。
そのため、「漏氣法」で区切りをつけることはとても重要です。
もし、とことん自働運動を行って自然に動きが止まった、或いはそのまま眠ってしまった・・・という場合にはあえて漏氣法を行う必要はありませんが、それでもその後急に目を開けたり、急に立ち上がるのは避けた方がいいでしょう。
「漏氣法」は単独に普段から実践して頂くと身心が引き締まり、丈夫な腰と腹を培うことができます。気合を入れたい時、何かを決断する時などにもどうぞ。
◆自働運動の反応
自働運動を継続して行っていると、体の変化の過程で様々な反応が出てくることがあります。
体が弛緩してだるいような、ボーッと眠いような日が来たり、古傷が痛み出すような過敏な時期がきたり、希に熱を出す場合もあります。
排泄が盛んになったりもします。
下痢をする、やたら汗をかくというような形で、体内の不要物を自然に排泄していくのです。
熱を出すのも体内の掃除のためですし、硬直した部分を弛める効果もあります。
又、一時的に肌が荒れる場合も極希にあるのですが、尿や汗などで排泄し切れないものを一時的に皮膚から出している現象です。
必ずしもこうした経過をたどるとは限りませんが、このような反応が出てきたら慌てずに経過を見守っていただくのが理想です。
その間も自働運動を続けていますと経過はスムーズになりますし、別ページで紹介する温法や愉気法を併用するのも良いでしょう。
体を冷やさないように注意すること、薬などで反応を止めてしまわないことが重要です。
また、排泄が一通り終わった頃には体を休めたくなるものです。その時はゆっくりと休んでください。
なかなか馴染みにくい運動法かもしれませんが、慣れればより効率のよい動きになってきます。
体の歪み、硬直、溜め込んだ毒などは、中にはそれなりの時間をかけないと処理できないものもあります。
一年かけて出せるもの、二年かけて出せるももあります。
二・三ヶ月続けて、随分変化が現れました・・・という人でも、まだまだこの先良い変化を遂げることがあります。
二・三日続けたけど、よくわからなかった・・・という人も、あきらめずに続けて頂きたいと思います。
そして、本気で身心の改善・向上に取り組みたい方は、是非機会を設けて直接講座や個人指導の際に指導を受けていただくようお勧め致します。
これほど自然な形で体を整え、排泄を誘導できるのは自働運動しかないのではないでしょうか?
薬を使ったり、普段口にしないようなものを体内に入れることで行う排泄は、やはりどこか不自然なものです。
ビデオでもご覧頂けますので、
是非一度熟練者が動いている様子をご覧頂いて、とことん実行して頂ければと思います。
思いもよらない変化が訪れることでしょう。
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