|
 
妊娠中の胎児と母体 〜2.手当て(愉気)〜
その1.過ごし方編で書いたように、胎内にいる時期は一日が何千・何万年分に相当するような期間・・・(数字は正確ではありませんが)。
この時期に赤ちゃんが受ける影響というのは計り知れません。
例えば、一心同体のお母さんが大変なストレスを感じているとします。
たとえそれがほんの数分で解消されたとしても、赤ちゃんにとっては何十日、何年間もの間ストレスにさらされているようなものです。
こんなことを言われると恐くなってしまいますが、もちろんその逆の事も言えるのです。
お母さんが感じるほんの一時の幸せが、赤ちゃんにとっては何年分もの幸せかもしれない・・・
仮に夫婦喧嘩などでイライラしてしまっても、お腹に手を当てて、赤ちゃんに「ビックリさせてゴメンね」心をこめてと言ってあげることは、単に言葉の上だけでなく、より深い部分で意味のあることでしょう。
決して気休めではありません。
そんな時はぜひ、“実際に”やってみてください。
手を当てることを整体では「愉気法」と言いますが、胎児の発育、胎教の面でも大変功を奏します。
生まれた後の赤ちゃんにももちろんお勧めですが、お腹の中にいる時から愉気を受けていることが理想的です。
自然な出産や育児がしづらい現代の環境ですが、心を込めてお腹に(赤ちゃんに)手を当てることならどなたにも出来るはずです。
こういう環境だからこそ、大事なことなのではないでしょうか?
赤ちゃんの体・心の成長と、深いコミュニケーションのためにも是非実践してみてください。
お散歩中に手を当てて話しかけるというのも、もちろん「愉気」に相当します。
逆子の場合に功を奏する時もあります。
お腹に手を当てて、「居心地が悪くてごめんね。サカサマだから、戻ってくれる?」・・・等と声をかけてみてください。
たったこれだけの事で?と思われるかもしれませんが、その場でクルリと動いてくれることも実際にあるのです。
妊娠中の母体へのケアとしては、最もお勧めなのがやはり「自働運動」です。
そしてわきの下(お乳や腎臓の系統)、脇腹(腎臓、腰の捻れ系統)、後頭部、骨盤そのものなどに愉気をすることもお勧めです。
妊娠中の強い中毒症状、つわりなどがあまりに激しい場合にはもう少し専門的な対処が必要な場合がありますが、それに加えて上記の場所にご自分でも手当てをすることは有効です。
むくみの激しい方も同じ様に(特に腎臓系統)手を当てておきましょう。
また、足湯は骨盤をゆるめ、腎臓の活性化にもつながります。
手当て(愉気)は自分で行うだけでなく、旦那さんに手を当ててもらうようにするのがお勧めです。
妊娠中に受ける愉気は、普段より心地よいという評判です。
(ちなみに、妊婦さんによる愉気を受ける場合も心地よいです。)
ともあれ、妊娠中というのは本能的感覚が発揮される期間。
自働運動や愉気といった本能的な部分を活用した方法が功を奏しますし、身につけるにも良い機会だといえるでしょう。
ぜひこの機会に活用して頂きたいですし、講座や個人指導などで一度は体験していただきたいものです。
(1)妊娠中の胎児と母体 過ごし方編はこちら
妊娠中に体の不調を訴えている人には、神経の使いすぎ、日々緊張状態が続いている人も多く、妊娠前と同じように働いている人に多くみられます。
最近は出産直前まで厳しい労働条件の中で仕事をしている人が多いのですが、普段以上に神経の疲れが体に響くのではないかと思われます。
環境を変えられると一番いいのですが・・・。
妊娠時はあまり強い刺激や、うつ伏せでの背中の調整などはできなくなりますが、それでも“愉気”をしていると頭がポカンとしてくるという例が多くあります。
そうすると骨盤の動きもよくなるのでしょう、顔が丸くなったように穏やかになったり、お腹が動き出したりということもあります。
むくみ、つわりの強い人には、セルフケアで書いたような部位への愉気や背骨の調整なども欠かせませんが、日常的なセルフケアのアドバイスも直接行います。
かなり現代医療と違う見方でもありますので混乱されることもありますが、100%完璧にする必要はありません。可能な範囲で、自然な整体の智恵を吸収していってください。
|