1.振り返るまでに
私が登校拒否(不登校)を経験したのは、高校1年の時です。 もう20年以上も前の話です。
その時の事を、詳しく人に語る機会は多くありませんでした。 そのことについては、親ともほとんど話をした記憶がありません。
何故語る機会が少なかったのかというと、 それは、「上手に語る事ができなかったから」というのが、一番の理由です。 自分でもうまく分析ができていなかったからでしょう。 しっかりと向き合っていなかったのかもしれません。
当時のことは、思い出しただけで辛くて・・・という訳では無いんです。 確かに「あの時は辛かった」という『記憶』はありますが。 その頃を振り返り、感情的になってどうしようもなくなる・・・という事はありません。
それに、高校を中退したこと、登校拒否をしたことを後悔したことも一度もないんです。 学歴を聞かれれば、堂々と「高校を中退しています」と応えていました。
ただ、いつも困ったのは、「何故学校をやめたの?」と聞かれた時です。 いつも、うまく答えることが出来ませんでした。 「何だかわからないけど、どうしても学校に行きたくなくなって。」
それが今になってこうして書こうと思ったのは、20年以上もの時を経て、自分自身の心の中で、不登校体験についての整理がついたというか・・・ 何となく自分で納得できるような見解ができてきた、そんな気がするからです。 「自分が不登校をした本当の意味」とか、 「自分のその後の人生における不登校の意味」とか・・・。
と同時に、私の個人的な体験が、実は個人的なものではなく、他の方にとっても参考になる可能性もある、と思うようになったからです。
プロフィールのページに書きましたが、これは私がその後、心身健康指導の仕事を始めて、確信に至ったことです。
私の場合、自分自身の心の中をのぞき見るのに、20年以上もの時がかかったわけです。
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