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肩こり、首こり・痛みと
五十肩・ムチウチ症etc.
肩や首と頭・内臓・心の関連性
肩こりや首のこり、いつも無意識のうちに首や肩に手が行って、揉んだり叩いたりしている人も多いはず。
しかし、いくら揉んでも、叩いても、湿布を貼っても、それで「楽になった」 という人はほとんどいません。
腰痛や膝の痛みのページに書いたことと共通しているのですが、この肩こりや首こりの症状も、原因がその肩や首にあるというケースはほとんどありません。
ですから、首や肩を揉んだり、湿布を貼ったりしても良くならないのです。
肩こりや首こりの本当の原因は、実に様々なものがありますが、ここでは代表的な例をいくつか書いておきたいと思います。
原因の一つは頭(脳)の疲れです。
神経の疲れ、といってもいいでしょう。
頭(脳)を活発に使えば使うほど、頭を支える首、そしてその土台である肩には緊張が生じます。
「頭脳労働者」と言われるような方々に多いのですが、特に頭を使っている自覚のない人にも案外多いのです。
悩みごとの多い人とか、いつも周りの人や家族の目を気にして気を使っている人とか、先々のことを心配してばかりいる人とか・・・
こうした不安・心配・考え事も肩こり・首コリの要因である「頭の使い過ぎ」の一部です。
「借金で首が回らない」などという表現がありますが、こうした心配も首を固くし、本当に首が回らなくなってしまうのです。
特にこういうタイプの心配は、首の横〜前(胸鎖乳突筋)に緊張を引き起こす傾向が強いのですが、 その結果首〜肩周辺にバランスの狂いが起こり、痛みやコリが発生することも多くあります。
また、こうした心配は食欲不振や胃の痛みとして表れることがありますよね。(ちなみに、胸鎖乳突筋の緊張は迷走神経の異常を引き起こし、内臓の働きを乱すことにもつながります。)
ひどくなると胃潰瘍、十二指腸潰瘍などにまで発展しますが、胃腸に限らず、内臓の不具合も肩こり・首こり等の原因になっています。
肝臓が疲れている人(主に右肩・首にコリが出ます)、心臓の疲れている人(左側に出やすい)、腎臓の疲れている人、子宮・卵巣などの生殖器系に問題のある人・・・等、ともかく内臓の異常は肩に表れやすいのです。
しかも、病院で内臓の検査をしても異常が見当たらないという段階で、まず肩や首にコリが現れる、ということが多いのです。
そういう人の背中を見てみると、まず、疲れている内臓に関係する背骨の付近に緊張が起こっているのです(腰痛・背骨の歪みのページ参照)。
その緊張ががだんだんと広がっていくと、やがて肩や首に達します。
すると肩や首にコリを感じたり、五十肩/四十肩と言われるような症状がでたりします。
さらに上にまで広がると、今度は頭の中にその硬直が侵入します。
そうなると、今度は脳卒中などの原因となってしまいます(実際、脳硬塞・脳溢血も、元をたどれば内臓の疲れが背後にあるのです)。
そういう意味では、肩こりや首こり、あるいは五十肩などの肩の痛みというものは、脳を守るために起こっている現象、ということもできるのです。
だから、揉んだり叩いたりしても、簡単に消えるものではないのです。
その他、腕の疲れとか、目の疲れなども慢性的な肩こり・首コリの原因になりますし、たまたま暴飲暴食が続いた時とか、慣れない場に出て緊張してしまった、とか、そういったことで一時的に肩がこる、ということもあります。
交通事故などで「ムチウチ症」になり、それ以来首や肩が痛いという人もいますが、本来、ムチウチ症になる原因も、治らない理由も、首にあるのではないのです。
原因の一つは、腰を中心とした、背骨の「柔軟性の欠如」です。
追突されたり、衝突したりしても、ある程度背骨に柔軟性があれば衝撃は吸収され、首にダメージは残らないのです。
また、首にダメージが及んだとしても、土台の腰や背骨が固ければ、なかなか首もゆるんでくれません。
首が治らないのは、「腰が固い」せいなのです。
また一方で、事故に対する不平不満、未練、被害者意識などが強い人も、なかなか治りません。
やる気のない人はいつも首がうなだれているように、首はその精神力を表す場所でもあります。
気持ちを切り替えて、前を向いて歩き出そうと腹が決まれば、自ずと首もしっかりと起きて、痛みも消えていくことでしょう。
ちなみに、子どもは滅多に交通事故で「ムチウチ症」にはなりません。
それは背骨が柔軟であるのと同時に、事故に対する不満を抱えないことと、「交通事故=ムチウチ症になる」という先入観がないからです。
このように、肩や首の症状にも、様々な背景があり、本来ならば、それらを踏まえて適切な指導を受け、改善していかなければなりません。
可能な肩は個人指導(整体)を受けて頂くことが理想ですが、
無理な方は、根本的に体を替えていく「自働運動」に積極的に取り組んでいただければと思います。
まぁ、人生には、肩がこるような、首が回らなくなるような出来事も時々起こるものですが、それもまた、生きている証と言えるのかもしれませんね。
でもせめて、内臓に負担をかけすぎるような生活を改め、
心配に心配を重ねるのをやめて、それこそ肩の力を抜いて、
首を起こして前を向いて、
肩肘張らずに自分らしい生活を送っていただければ、
少しは肩の荷もおりて、首もよく回り、周囲を広く見渡せるようになると思うのです。
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