自働運動 [その3.終了後]
※検索で最初にこのページに辿り着いた方は、
「その1…解説編」からお読みください。
◆自働運動を終えるとき
自働運動を終えるときには、だんだんと意識的に動きを小さくしていきます。
そして動きを止めたら、以下の手順で下腹に息を集めます。
一旦鼻から大きく息を吸って(その際は腹式・胸式等、特に意識する必要はありません)、一旦止めます。そして口を閉じたまま「ウーム」と声を出すと、僅かに鼻から息が漏れます。漏らそうと意識する必要はありません。
声を出すと同時に、残りの息をおへその下の一箇所に降ろします。最後の「ム」の所で、下腹に力が降りる感じです。
少々難しいですが、吸うときに背筋を伸ばし(若干肩が上がり、胸が張る格好になります)、「ウーム」と言いながら胸や肩の力を腰に降ろすようなつもりで腰を反らすと、下腹に自然に力が集まります。
そのまま息をしばらく下腹にこらえ、苦しくなりかけたら片目ずつゆっくり開けて、息を吐き出します。
自働運動を急に止めて目を開けると、頭がフラフラした感じが残ってしまうことがあります。
そうでなくても、終わった後に弛み過ぎて、なかなか日常動作に戻れづらくなることもあります。
また、自働運動の最中には感受性が敏感になっているため、急に目を開けたり、急に普段の状態に戻す事は刺激が強すぎます。
そのため、こうした呼吸で下腹・腰を引き締め、区切りをつけることは大変重要です。
もし、とことん自働運動を行って自然に動きが止まった、或いはそのまま眠ってしまった・・・という場合には、あえてこの呼吸を行う必要はありません。
それでもその後急に目を開けたり、急に立ち上がるのは避けた方がいいでしょう。
◆自働運動の反応
自働運動を継続して行っていると、体の変化の過程で様々な反応が出てくることがあります。
体が弛緩してだるいような、ボーッと眠いような日が来たり、古傷が痛み出すような過敏な時期がきたり、希に熱を出す場合もあります。
排泄が盛んになるという例も多くあります。
下痢をする、やたら汗をかくというような形で、体内の不要物を自然に排泄していくのです。
熱を出すのも体内の掃除のためですし、硬直した部分を弛める効果もあります。
又、一時的に肌が荒れる場合も極希にあるのですが、これらは尿や汗などで排泄し切れないものを一時的に皮膚から出している現象です。
必ずしもこうした経過をたどるとは限りませんが、このような反応が出てきたら慌てずに経過を見守っていただくのが理想です。
その間も自働運動を続けていますと経過はスムーズになりますし、別ページで紹介する温法や愉気法を併用するのも良いでしょう。
体を冷やさないように注意すること、薬などで反応を止めてしまわないことが重要です。
また、排泄が一通り終わった頃には体を休めたくなるものです。その時はゆっくりと休んでください。
なかなか馴染みにくい運動法かもしれませんが、慣れればより効率のよい動きになってきます。
もちろん良質なヨガや体操などと併用することで、自働運動の幅も広がり、相乗効果があります。
カチカチの体のままで自働運動を行うより、弾力ある体で臨んだほうが当然動きの質も高まるわけです。
体の歪み、硬直、溜め込んだ毒などは、それなりの時間をかけないと処理できないものもあります。
一年かけて出せるもの、二年かけて出せるももあります。
本当は、長年の歪み・偏りが、一気に変わってしまうことのほうが不自然なのです。
どうぞじっくりと取り組んでいただき、体の芯から改善して頂ければと思います。
できれば機会を設けて、講座や個人指導の際に直接指導を受けていただくようお勧め致します。
DVDでもご覧頂けますので、
是非一度、熟練者が動いている様子をご覧頂いて、とことん実行して頂ければと思います。
思いもよらない変化が訪れることでしょう。
実際に体験し、学びたい方は「自働運動と愉気の会」にご参加ください。
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