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福井自然体健康塾blog

心のこと、体のこと、整体や健康法のこと、ここだけの話…など、 日々本音で書き連ねています。

 

 

 膝の痛みと腰・内臓、股関節

 

実はこの膝の痛みというのはなかなか根が深く、決して簡単な問題ではありません。
怪我などの場合を除き、膝周辺の骨の歪みとか、筋肉や靱帯の疲労とかいった膝周辺の問題だけでは済まされない場合がほとんどです。

特に慢性的に膝が痛いという場合には、その痛みが出てくるまでのプロセスはかなり長いと考えられます。

よく、肥満が膝が痛くなる原因だとも言われます。
しかし体の重みそのものが膝の痛みの原因になるのは、極端な肥満や急な体重増加によるもので、肥満と膝の関係性はまた別の所に問題点があります。


膝が痛いという人の特徴は、まず腰に弾力がないことです。
元気な人の腰は適度に前に反っていて、バネのような弾力があるものです。
そのバネがなくなると、体の重みや動きによる衝撃が膝に来やすいのも確かです。
さらに、腰の弾力が無くなっている頃には、腰は逆に後ろに曲がっていることが多く、お尻が下がるような姿勢になっています。
お尻が下がれば膝は前に出て、常に曲がったままのような状態になってしまいます。これもかなり膝には負担です。

この姿勢で歩こうとすると、足をひきずるような、ロボットのような歩き方になってしまいますが、それでは不便なので、足を外に開くようにもなってきます。
後天的なO脚の人や股関節の痛みがある人の中にもこのような体の人は多いですし、膝の痛みと股関節痛みを併発している人が多いのもそのためです。

人が歩く動作には、必ず腰を中心に体を捻る動きが含まれます。
しかし腰が硬直している人は、その捻りがうまく腰でできず、余分に股関節を広げて捻る(そのためO脚のようになり、股関節に痛みが出ることもある)ようになります。
さらに、膝にまでその捻れが加わります。
膝は曲げ伸ばししかできない構造をしていますが、そこに捻れの動きが加わり続ければ、当然痛み出します。

「軟骨がすり減っている」「膝に水が溜まる」等の症状は、こうしたことが原因で起こるのでしょう。

実際、歩く時だけでなく、人間の動作のほとんどには多少の捻りが加わるものですから、腰の弾力が無い人、中でも捻りに問題がある人は、かなりの比率で常に膝に負担を掛けていることになります。
こうしたことが長い期間続いて、膝の痛みが出てくることが多いのです。

よく「膝が悪いのは腰が原因」 と言われますが、それは腰の骨のズレが神経を圧迫して…というようなものではなく、このような長いプロセスを経て膝が悲鳴を上げている、ということが圧倒的に多いのではないでしょうか。

同時に太ももまで神経痛のように痛むという人も多いのですが、腰〜膝がそのようになる頃には、当然内股をはじめ太ももの前後・外側も萎縮していることが多く、痛くて膝を伸ばせない、曲げられないという症状も出てくるものです。

だから膝の痛む人は必ず前屈や開脚が苦手で、膝が曲がってしまい、腰〜背中を丸めてしまいます。
かといって強く膝を曲げるのも苦手で、ひどくなると正座ができません。
膝そのものが痛いだけでなく、脚の前・側面もつっぱって痛いのです。
体を捻る運動も苦手です。片方は平気だけど、反対は苦手というような左右差がある場合が多いのです。
普段から無理のない範囲で、これらの動きをよくする体操をしておくのはとても重要です。


さて、ではその元である腰の弾力はなぜ無くなってしまうのか・・・
これには実に様々な原因がありますが、膝が痛い人に多く見られる共通点が、腎臓を中心とした内臓の疲労です。
他の原因で腰が捻れ、結果的に腎臓に負担がかかるようになったという例もありますが、実は腎臓と体の捻れというのはとても関連が深いのです。
(その位置や背骨との関連性によるためですが、詳細は省略します。)

腎臓との関連が深い症状に、体のむくみ、膝裏や足裏のほてりといったものがありますが、これらも膝が慢性的に痛い人に多い症状です。他に喉の痛み、血圧の問題、目眩、頭痛・・・など様々なものがあります。

膝の痛みが全て腎臓と関連するわけではありませんが、上記のような経験がある人にはあてはまる確率が高いでしょう。


肥満と膝の関係は体重以外の所で問題点がある、と先に書いたのはこの点で、肥満・要するに食べ過ぎが続いている人は、当然その影響が腎臓に来ているのです。
食べ過ぎは骨盤の異常な拡がりにもつながりますが、これも結果的に膝(や股関節)には負担をかけます。

食べ過ぎている自覚の無い人でも、サプリメントの多用による栄養過剰、薬の影響などが負担になっていることもあります。



ともあれ、自働運動や痛い所への手当て(愉気)などももちろんお勧めなのですが、普段から足腰の伸び、弾力をよくする体操をすること、そして何よりも食生活を改め、食べ過ぎ・栄養の取りすぎに注意することが大切と言えるでしょう。

動く量は減ったけれど、食べる量は減らない、或いは栄養が凝縮されたものを摂取する機会が多い・・・膝の痛みはそんな現代の“生活習慣病”というべき側面を持っているように思えてなりません。

そのため、慢性的な膝の痛みが根本的によくなるためには、根気と時間が必要です。
しかしその先には、体全体の弾力とバランスが取り戻されるという変化が待っています。

膝の痛みを“きっかけ”として、是非そこを目指して頂きたいと思います。


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